絵本の定期購読「なぜなぜクイズ絵本」
「なぜなぜクイズ絵本」(チャイルド本社)
「こどものともセレクション」のほかに、幼稚園を通じて定期購読していた
「なぜなぜクイズ絵本」(チャイルド本社)を紹介します。
どんな内容?
「なぜなぜクイズ絵本」シリーズは、テーマについての3択形式のクイズ(10問程度)を通じて、その秘密や不思議をわかりやすく説明してくれる絵本です。クイズの他に迷路などもあります。
娘はこの「なぜなぜ」絵本が大好きでした。今は「ひみつ」シリーズに夢中なのですが、その原点はこの「なぜなぜ」絵本にあるのではないかと思います。
具体的な内容は、例えば、娘の好きな「きょうりゅう」がテーマだったときはこんな感じです。
《クイズ》なぜ むかし きょうりゅうが いたとわかるの?
1 むかしの人がかいた きょうりゅうのえが のこっているから
2 いまも 生きている きょうりゅうが いるから
3 きょうりゅうの ほねが のこっているから
どうですか?答えわかりましたか?
答えは簡単な言葉・イラスト・写真を使って解説されているので、子どもでも十分理解できます。
クイズが大好きな娘は、定期購読していた頃はいつも「♪クーイズ、クイズ?」と歌いながらクイズをだしてきました。この手の本を読むと、こういう面倒くさいこと(?!)になる可能性が「大」かもしれせんが、それはそれで、まぁ、楽しみましょう!
2012年はこんなテーマ
定期購読していたのは2012年。その時のテーマはこんな感じでした。
1 どうぶつ
2 からだ
3 じどうしゃ
4 こんちゅう
5 うみのいきもの
6 たべもの
7 ちきゅう
8 はたらくひと
9 きょうりゅう
10 いちねん くらしと ぎょうじ
11 とり
12 しょくぶつ
おぉぉ!盛りだくさん!
今の「なぜなぜ」は?
チャイルド本社のホームページを調べてみると、今はテーマごとではなく「〇月のなぜなぜ」ということになっています。その季節の「しぜんの なぜなぜ」「しょくぶつ・からだの なぜなぜ」「くらしの なぜなぜ」の3つについて書かれてあるみたいですね。
幼児の絵本・保育図書出版・保育環境・幼児教育 チャイルド本社
こういう絵本を読んで興味を持ち、事典で調べてみよう!外に行って観察してみよう!博物館に行ってみよう!おでかけしてみよう!ということで、子どもと一緒に何かを楽しむきっかけになればおもしろいかもしれませんね。
幼稚園や保育園で定期購読できるなら、ぜひ読んでみてくださいね。クイズや秘密が好きな子どもは大喜びすると思いますよ。
絵本の定期購読「こどものともセレクション」
幼稚園のころ、幼稚園を通じて申込む定期購読をしていました。
購読していたのは、
「こどものともセレクション」(福音館書店)
「なぜなぜクイズ絵本」(チャイルド本社)
「おはなしチャイルドリクエストシリーズ」(チャイルド本社)
「月刊かがくのとも」(福音館書店)
どれを個人で希望して購読して、どれを幼稚園で買うように言われて購読していたのか、今となってはよくわからない…。
それにしても、いろいろ購読していたんだなぁ、と改めて思います。
今日はその中から、私の一番好きだったシリーズ「こどものともセレクション」のことを書こうと思います。
ちなみに子どもが一番好きなシリーズは「なぜなぜクイズ絵本」です。このシリーズはまた後日!
こどものともセレクション(福音館書店)
福音館書店が出版している絵本の中からベストセラーの本が選ばれていたような…(ごめんなさい、手元の資料が残っていなくて記憶があいまいです)。本屋では手に入らなくて、幼稚園などを通じてしか購入できなかったはずです。本屋では800円程度で売っているものが410円で購入できました。ペーパーバックですが中身は一緒ですよ。
2010年度
4月 ぐりとぐら
5月 ちいさなねこ
6月 ぞうくんのさんぽ
7月 たなばたさま
8月 すいかのたね(ばばばぁちゃんシリーズ)◎
9月 めっきらもっきらどおんどん
10月 ぐるんぱのようちえん
11月 とらっく とらっく とらっく
12月 サンタさんからきたてがみ
1月 さんまいのおふだ
2月 いちごばたけのちいさなおばあさん◎
3月 おかえし◎
2012年度
4月 ぞうくんのあめふりさんぽ
5月 そらいろのたね◎
6月 はじめてのおつかい
7月 しょうぼうじどうしゃ じぷた◎
8月 おばけのおつかい
9月 ゆうびんやさんのほねほねさん◎
10月 かばくん
11月 あな
12月 ぐりとぐらのおきゃくさま
1月 だいくとおにろく
2月 そりあそび(ばばばぁちゃんシリーズ)
3月 こすすめのぼうけん
◎娘がよく読んでいた本
なかなかのラインナップだと思います。これが定期的に届いて、しかも少しお安い!というのがすばらしい!
私が好きなのは「ぐるんぱのようちえん」
汚くて臭いにおいもするひとりぼっちのぞうのぐるんぱが、いろいろな仕事をするんだけど、どれも失敗これも失敗。でも最後には自分で幼稚園を開いて、子どもたちと楽しく暮らす、というお話。読み終わると「ぐるんぱ!ほんとよかったね!」と涙目になります。
すっかりぐるんぱのファンになり、子どもに買ってあげた象のぬいぐるみに「ぐるんぱ」と名付けました(笑)
あのころは、娘は毎月本を持って帰ってくると、着替えもおやつもそっちのけで「読んで!読んで!」と言ってたなぁ(遠い目…)。今じゃ、勝手に一人で読んで、話の内容を説明してくれるだけ。それはそれで成長したなぁと思うものの、なんだか少し寂しい…。膝の上に乗ってきてたあの頃が懐かしいです。
絵本は読むのも楽しいけど、濃密な時間を二人で過ごせるっていうところにも、良さがあるんじゃないのかなぁと、いつもいつも思います。
というわけで、今日は「こどものともセレクション」のお話でした。
赤ちゃんだったときのことが知りたい?!~「あやちゃんがうまれたひ」「わたしがあかちゃんだったとき」~
5歳か6歳くらいのころだったと思う。
娘が寝る前によく持ってきた本があった。
「あやちゃんのうまれたひ」(浜田桂子作・絵、福音館書店)
「わたしがあかちゃんだったとき」(キャスリーン・アンホールト作、文化出版局)
どちらも母親から自分があかちゃんだった時のことを聞く、という内容の絵本だ。
読み聞かせているとき、娘は繰り返し「ねぇ、〇〇(自分の名前)もそうだった?」「ママはどんな気持ちだった?」などと聞いてきた。
もちろん、聞かれたら何度でも同じことを答えたわけだけど、今振り返ると、その時期娘が自分があかちゃんだった時のことに興味をもったということには何か意味があったのかもしれないなぁ、と思ったりもする。
「あやちゃんのうまれたひ」は妊娠がわかってからあやちゃんが生まれる日までのことを、お母さんがあやちゃんにお話するという内容だ。お父さん、お母さんだけじゃなく、おじいちゃん、おばあちゃんもあやちゃんの誕生を心待ちにしている様子、出産のときの家族様子。家族みんながあやちゃんに会えるのを楽しみにしているのがよくわかる。生まれる前からみんなに見守られていたという話を聞いて、あやちゃんはすごく幸せな気分になったはずだ。
「わたしがあかちゃんだったとき」は、生まれてから3歳の誕生日までの思い出話を、女の子の問いかけにお母さんが答える、という形で書かれている。出産後退院して家に帰ってきたときのこと、お父さんがお風呂にいれてくれたときのこと、家族でお散歩に行くのが好きだったこと、庭で迷子になった時のこと。私はこの本を読みながら、いつも娘が小さかった時のことを思い出していた。
話を聞いていた娘は、一体どんな気持ちだったんだろ??
まさか、自分は親から愛されていないんじゃないかと思っていて、主人公の気持ちになることで、さびしさを紛らわせていたとか?!
いやいや、この本を読みながら、主人公のように自分もお父さん、お母さんから愛されているぞと、幸せな気持ちだったんじゃないのかなぁ、と私は思うのだけど、どうだろう??
絵本の定期購読 ~童話館とクレヨンハウスを利用して~
♪生後6ヶ月から年少の終わりまで・・・童話館
♪年中から小2~小4の12月まで・・・クレヨンハウス
この2つのサービスを利用した個人的な感想です
子どもに本を読んであげたいけど、どんな本を選んだらいいのかわからない。
子どもが生まれるまで本屋の絵本コーナーに行ったこともない、絵本をじっくりみたこともない。
童話館に決めた理由
一体どうしたらよいものかと思っていた時に、かかりつけの小児科で見つけたのが「童話館」の定期購読のパンフレット。このとき定期的に絵本を送ってくれるサービスがあることを初めて知りました。ネットで似たようなサービスをしているところを比較検討し、最終的に「童話館」に決めました。7年も前のことなので、今となってはなぜ童話館を選んだのか忘れてしまいました…。代表の方の子どもや絵本に対する眼差しがなんとも温かいなぁと感じたからかも知れません。
約4年間続けた童話館の定期購読
童話館を利用した感想は次の通りです。
◎良質な翻訳の絵本が届く
本屋ではなかなか見かけないような翻訳の絵本が何冊も届きました。
自分では手にしないだろうなぁと思う本も多かったです。
例えば、
- 作者: モウドピーターシャム,ミスカピーターシャム,Maud Petersham,Miska Petersham,渡辺茂男
- 出版社/メーカー: 童話館出版
- 発売日: 1995/05
- メディア: 大型本
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- 作者: マーガレットワイズ・ブラウン,レナードワイスガード,わたなべしげお
- 出版社/メーカー: 童話館出版
- 発売日: 2004/07
- メディア: 大型本
- 購入: 3人 クリック: 23回
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絵も文章もすっと心に入ってくるような、そんな絵本がたくさんありました。
◎親向けの本に助けられた
絵本と一緒に年に何冊か育児関連の本も送られてきました。
小児の病気に関する本、育児書などです。
病気の本は子どものちょっとした異変に気づいた時大変重宝しました。
熱を出した時にすぐに病院行くか、様子を見てから行くか判断したことが何回もありました。
育児書には「これでいんだ」という安心感をたくさんもらいました。巷にあふれる育児情報に惑わされるそうになったとき、この育児書を読んで「いやいや、この方向でやっぱり間違ってなかったぞ」と確認したことが何度もありました。
◎クリスマスの時期に届くプレゼントのパンフレットが楽しみ
クリスマスが近くなると、クリスマスプレゼントのパンフレットが絵本と一緒に届きました。
キャラクターもののおもちゃは全くなく、木でできたもの、素朴なもの、いくつもの遊び方ができるようなものばかりでした。自分が子どもに与えたいなぁと思うおもちゃが多かったので、パンフレットを毎年楽しみにしていました。
クレヨンハウスに変えた理由
4年間童話館にお世話になりましたが、子どもの年齢が上がるにつれて、だんだん童話館が出版している本が多くなってきたのでは?と感じるようになりました。実際に多くなったかどうかは確認したわけじゃないので、あくまでも私がそう感じただけですが。
それに童話館とは違う別の基準で選ばれた本を読むのもまた新鮮かも?と思い、クレヨンハウスに変えることにしました。
クレヨンハウスを選んだ理由は、
◎定期購読のサービスを選ぶときの選択肢の一つだったので、
名前を覚えていたこと
◎表参道にある店舗に実際に行ったことがあり、親しみを感じていたこと
◎地球に優しい、自然に優しいという方向でその他の事業を展開していること
クレヨンハウスの感想
◎基本ベーシックな選書、でもユニークな本もある
ベーシックな絵本からちょっとおもしろいお話の絵本まで、偏ることなくいろいろ届きます。
◎「クレヨンハウス通信」が楽しみ
毎月絵本と一緒に送られてくる「クレヨンハウス通信」。
新刊の絵本、読者からの感想などが載っています。
娘は絵本に関するところは必ず目を通しているようです。
私がいつもチェックしているのは、大人向けの新刊コーナー。出版社の編集者が自ら本の紹介をしています。「女性の生き方」的な本が紹介さることも多いです。
そのほかにクレヨンハウスのレストランのレシピも載っています。
◎クリスマスプレゼントのパンフレットが素敵
クレヨンハウスもクリスマスプレゼントのパンレットが届きます。
載っている商品はちょっと値段が高いけど、どれも長く使えそうな良質のおもちゃばかりです。
毎年娘と一緒に見ています。まぁ、高いのでなかなか買ってあげることはできないのですが、見ていてほんとに楽しい!
サービスの内容はほとんど同じ
童話館とクレヨンハウスのサービス内容はほとんど同じです。
毎月1~2冊届いて、購読料は送料も含めると年間25,000円くらい。
代金は口座引落を利用してます。
持っている本が届くときは、事前に連絡すれば別の本を送ってくれます。
小学校高学年、中学生になっても利用できるコースがあります。
クレヨンハウスは、英語の絵本のコース、大人の絵本のコースなどもあります。
どちらも毎年自動的に上のコースに進級します。
詳しいことは、それぞれのホームページで確認されるのがいいと思います
今でも毎月楽しみにしています
小さい頃は本が届くと二人で一緒に楽しんでいました。抱っこしながら絵本を読むのは幸せな時間でした。
小学2年生になった娘に読み聞かせることはなくなりました。娘は「ひみつシリーズ」のような本を図書館で借りて一人で読んでいます。それでも毎月絵本が届くとすぐに封を切って読み始めます。
ここに書いたことは、あくまでも個人的な感想です。
絵本の定期購読を考えている方の少しでも参考になればうれしいです。
『アル どこにいるの?』 バイロン・バートン
明るく鮮やかな色使い
シンプルな線
少ないセリフで想像力が広がる
この本は、まだ娘が言葉も話せない頃、彼女のお気に入りの一冊でした。
毎晩どの本を読みたいか尋ねると、何日も何日もこの絵本ばかり選ぶ日続いたこともあります。
当時は一体この絵本のどこに惹かれたんだろう?と不思議に思っていましたが、
改めて読み返すと、その理由がわかったような気がします。
話はとても単純。ぶち犬のアルと飼い主の男の子が街ではぐれてしまい、次の日に再会するお話。
男の子がどれほどアルを大好きなのか、はぐれてしまったアルがどんな様子なのか、セリフは少ないけれど、絵を通じて、子ども自身で想像を膨らますことができます。
アルが行方不明になってしまって元気のない男の子の様子、ゴミ箱の陰で一晩過ごす不安そうなアルの表情、必死でアルを探す男の子、猫を追っかけて楽しそうにしているアル。寂しさ、再会した時の喜びが表情豊かに描かれています。
鮮やかな明るい原色使いの絵は、まだ色をはっきりと識別できない赤ちゃんを楽しい気持ちにさせてくれそうです。
作者は、バイロン・バートン。『ひこうき』『とらっく』『でんしゃ』など乗り物の絵本も書いています。イラストレーターからキャリアをスタートして、CBSでアニメの仕事をしていたこともあるそうです。
話も絵もとてもシンプル。
だからこそ子どものお気に入りになるのかもしれません。
♪ 今日紹介した絵本 アルどこにいるの?
♪ バイロン・バートンの絵本
- 作者: バイロンバートン,Byron Barton,こじままもる
- 出版社/メーカー: 金の星社
- 発売日: 1992/06
- メディア: 単行本
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- 作者: バイロンバートン,Byron Barton,こじままもる
- 出版社/メーカー: 金の星社
- 発売日: 1992/06
- メディア: 単行本
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