「イルカようちえん」
- 作者: のぶみ,河辺健太郎
- 出版社/メーカー: ひかりのくに
- 発売日: 2013/06/10
- メディア: 大型本
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さく のぶみ
イルカはかせ 河辺健太郎
ひかりのくに
読み聞かせ時間 約5分
おもしろい度 ★★★★☆
イルカのくる海のそばにあるイルカようちえん。
4歳のかんたろう と イルカのフィンフィンは大の仲良しです。
かんたろう はフィンフィンをみると、いつもすっぽんぽんになって遊びます。
でもフィンフィンの様子がいつもと違うことに気が付きます。
フィンフィンのママが水族館に連れて行かれたのです。
かんたろう はフィンフィンとママを会わせるために、海から水族館までの道をほり始めますが…。
というお話です。
やろう!絶対できる!と思って突っ走るかんたろうが可愛いですね〜。
かんたろう が頑張っている姿を見て、周りの友達や先生たちも協力してくれて、最後はママに会えるフィンフィン。
なんだか読んでいるうちに元気がでてくる絵本でした。
「ベンガルの民話 たまごからうま」
- 作者: 酒井公子,織茂恭子
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2003/06
- メディア: 大型本
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「ベンガルの民話 たまごからうま」
酒井公子 再話
織茂恭子 絵
偕成社
読み聞かせ時間 約10分30秒
おすすめ度 ★★★★☆
楽がしたいなぁ、歩くのはくたびれるなぁと思い、主人公のダーは市場にうまを買いに来ました。そこで買わされたのは、なんと、うまのたまご でした?!そのたまごからかえったのは…。
というお話です。いろいろな動物が出てきます。
読みながら自分も一体どうなる?と思いならが、ちょっとワクワクしました。そしてその展開にちょっとびっくり。
きっと、子どもたちも同じように感じてくれると思います。
「アナログ?デジタル?ピンポーン!」
アナログ?デジタル?ピンポーン! (たくさんのふしぎ傑作集)
- 作者: 野崎昭弘,タイガー立石
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1994/06/15
- メディア: 単行本
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「アナログ?デジタル?ピンポーン!」
野崎昭弘 文
タイガー立石 絵
福音館書店(たくさんのふしぎ 傑作集)
小学中級むき
読み書かせ時間 約11分
おすすめ度 ★★★☆☆
3年生の読み聞かせに選びました。
時計、足あと、絵、顔など身近なもので、アナログとデジタルの違いをおもしろく説明しています。大人の私も納得しました。
デジタルなのか?アナログなのか?、子どもたちに問いかけて答えてもらうということもできそうな内容なので、きっと楽しんでもらえると思います。
読み聞かせ(三年生)
紹介する本
読み聞かせました! 読み聞かせました!
読み聞かせました!
数日後にある三年生の読み聞かせ用の絵本を図書館で選んできました。
この中から15分以内で読める本を選んで読みたいと思っています。
狂言絵本 ぶす
もとしたいづみ・文、ささめやゆき・絵
講談社、講談社の創作絵本
(読み終わる時間 約8分)
有名な話ですね。確か、中学校の教科書に載っていたような記憶があります。
主人からつぼの中に「ぶす」という毒が入っているから近づかないように言われた二人のけらい(たろう と じろう)。主人が出かけたあと、「ぶす」を見たくなってつぼに近づきます。つぼの中をみた二人は、「ぶす」が砂糖であることを知って、全部食べてしまいます。帰ってくる主人にどうやっていいわけするのでしょうか??
というお話です。
狂言と聞くと近寄りがたいですが、これを読むと話し自体は親しみやすいなぁと感じます。
子どもたちが、いつかどこかでこの話に出会った時に、「聞いたことがある!」と思ってもらえたらいいなぁ、と思って選びました。
ちなみに「ぶす」とはトリカブトの猛毒のことだそうです。
(読み聞かせました! よかった度★★★★☆)
真剣に聞いてくれてました。
話の内容が「で、どうなるんだ??」という展開だったので、ワクワクしながら聞いてくれてたのかなぁ、と感じました。
うしはどこでも「モ〜」
エレン・スラスキー・ワインスティーン=作
ケネス・アンダーソン=絵
桂かい枝=訳
すずき出版
(読み終わる時間 約3分)
いぬ、かえる、あひる、にわとり。それぞれ、英語、スペイン語、フランス語、日本語ではどう鳴くのか?同じ生き物もなのに、国によってその表現方法が違う、というのが面白いですね。世界には色々な国があって、言葉があって、文化がある、ということをちょっと感じてもらえそうな気がします。
この絵本の翻訳は、英語落語の公演をしている落語家さんだそうです。
(読み聞かせました! よかった度★★★★☆)
これは手応えありでした。
いろいろな言葉の鳴き声を楽しんでくれたみたいです。
「なんだそれ!」とか「へんなの!」とか、読んでる途中でいろいろ反応してくれて、読んでる私はうれしくなってしまいました。
ぼくは
作/藤野可織
絵/高畠 純
フレーベル館
(読み終わる時間 約3分15秒)
飲んだ牛乳も、食べたパンも、読んだ本も、全部自分の中にいるよ、と語りかけてくれる絵本です。
そうそう、目に見えなくなってしまったもの、経験したこと、気にも止めないような小さなこともすべて自分の中に残っているんだよなあ、と読みながら思いました。
落語絵本 ちゃっくりがきぃふ
話・桂 文我
絵・梶山俊夫
福音館書店
(読み終わる時間 約7分)
題名を見た時思ったのは「?」。なんの意味か全然わかりませんでした。
読んでやっとわかりました!
失敗して仕事を首になった さきち が、親戚のおじさんに仕事の相談に行きました。
おじさんは さきち に、家にあるものを売ってお金を稼げば良いと、おちゃ(お茶)と栗(くり)と柿(かき)と麸(ふ)をざるに入れて渡しました。
ざるの中のものを売るために、さきち が考えた売り声は、ちゃ、くり、かき、ふ を短くしたもの。つまり「ちゃっくりがきぃふ」。
「ちゃっくりがきぃふ」と大声で叫びながら街中を売り歩いていると、おもしろがって子どもたちがついてきて…。
さきち と子どもたちの掛け合いをリズムよく読むと、聞いている子どもたちも楽しくなりそうなお話です。
だじゃれオリンピック
文・中川ひろたか
絵・高畠純
絵本館
(読み終わる時間 約2分)
娘のおすすめで選びました。
こういうダジャレ、三年生くらいの子どもたちは大好きだと思います。
でも、読む方としてはなかなか難易度が高い!私の場合、読む技術が未熟なので、ダジャレをダジャレとして伝えられない気がする…。
そしてこの絵本。思ってたより本が小さい…。後ろに座っている子どもは見えにくいだろうな。
(読み聞かせました! よかった度★★☆☆☆)
思っていたほど受けませんでした…。
読み方が悪かったのか…。こういうのはどうやって読んだら面白さが伝わるんだろう…。小学3年生だと、知らない競技もあったかもしれません。
読み聞かせ(三年生)
今日紹介する本
スーホーの白い馬(大塚勇三再話 赤羽末吉画 福音館書店)
あな
男の子があなをほって、それを再び埋める、というだけのお話です。
スリルも冒険もなんにもありませんが、ちょっと哲学的な感じがする内容です。
日曜日になにもすることのなかったひろし君は、あなをほり始めます。
ほっている最中にお母さん、妹、お父さんやお友達が声をかけます。
ひろし君は深くほることだけを考えてあなをほり続けます。
そしてあなの中に座り込んでこう思います。
「これは ぼくの あなだ」
あなの中で座っていると、またお母さんたちが声をかけて通り過ぎていきます。
ひろし君はあなから出て、あなをのぞきこみます。あなは深くて暗かった。
ひろし君はそのあなをみてまた思います。
「これは ぼくの あなだ」
そしてあなを埋めはじめます。
ほんとうに何も事件がおこらないお話です。
3年生くらいになると、こういうわけのわからない話?を面白がってくれるかなぁ、と思いましたが、読み終わったあとは、みんなの頭の上に???がいっぱいあるような雰囲気になりました。選び間違ったみたいです…。何か引っかかってくれんじゃないかと期待していましたが…。
ところで、ひろし君があなをほる行為って何だったでしょうね?
自分自身を深く見つめる、自分っていうのはこういうものかもしれないぞ、と確認する作業の象徴なのかなぁと、私は思いましたが、どうでしょうか??
3年生にはちょっと早かったかもしれませんね。
スーホーの白い馬
これは娘のおすすめで選びました。
でも、15分間という限られた時間の中で読むには長すぎました…。
モンゴルの楽器、馬頭琴がどうやってできたのかという民話で、スーホーという少年と白い馬の友情のお話です。
実際に馬頭琴の写真を見せてあげたらよかったかもしれません。
読み聞かせには長すぎましたが、小学3年生くらいの子どもが一人で読むにはちょうといい長さと難しさだと思います。適度に漢字があります。読みがなつきです。
もう少し小さい子には、大人が読んであげるといいのではないでしょうか。
ところで馬頭琴ってどんな楽器なんでしょうね。
アマゾンに売っていました。恐るべし、アマゾン。
文字通り頭の部分が馬の形をしている弦楽器ですね。
どんな音がするのか、すごく興味があります。
ちあみに、CD付きの本と物語にちなんだCDもありました。
- 作者: アルタンホヤグ=ラブサル,藤公之介
- 出版社/メーカー: 三省堂
- 発売日: 2010/05/22
- メディア: 大型本
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- アーティスト: チンゲルト
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2004/04/04
- メディア: CD
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絵本の定期購読「月刊 かがくのとも」
2012年、娘が年長の時に読んでいました。幼稚園を通しての定期購読でした。
動物、昆虫、恐竜が好きだったので、このシリーズも喜ぶかなぁと思っていましたが、意外に興味を示さなかった…。これよりも前回書いた「なぜなぜクイズ絵本」の方が読む回数が多かったです。それでも、何冊かは何度もページをめくっていました。
どんな絵本?
福音館のホームページを見ると、1965年創刊、世界で初めての科学絵本で、海外でも翻訳出版されているそうです。動物、植物、宇宙、体、食べ物などさまざまな事柄を取り上げています。「こどものともセレクション」や「おはなしチャイルドリクエスト」は幼稚園などを通してしか購読できませんでしたが、「かがくのとも」は福音館のHPなどから購読の申し込みができます。
毎月絵本と一緒に大人向けの数ページの読み物が入っていました。その月の内容に関連するエッセイ、補足の説明などが載っていました。私はそれを読むのが好きでした。今も入っているのかな?
かがくのとも |【Fujisan.co.jp】の雑誌・定期購読
それにしても1965年創刊って、すごいですね。49年前!ほぼ半世紀前!
2012年のラインナップ
4月号 さとやまに はるがきた
里山の春の様子が写実的な絵で描かれています。春の花、草、ムシ、鳥、魚、動物。こどもと一緒に読んだ後、散歩がてら絵の中のものを探しに行ったりすると楽しいかも。
5月号 トマト
トマトが種を植えてからどんなふうに成長するのか、その一生が描かれています。実際にトマトを植えてみるとおもしろいかも。来年、娘に提案してみます。
6月号 ターくんのちいさないけ
ターくんがおじいちゃんと一緒に池を作ます。1年目、2年目、3年目。池に集まる昆虫、池の周りの植物の様子が描かれています。生物の生息空間とはどういうものなのかを知ることができると思います。
7月号 おって きって たのしい たなばたまつり 娘の興味度★★★★☆
七夕の飾りの作り方が載っている絵本。折り紙で作る飾りがたくさん載っています。この本が来た時、娘と一緒にたくさん作りました。
8月号 みずのたび
題名の通り、水の一生が写真と短い文で紹介されています。
9月号 おじいちゃんの ひみつ 娘の興味度★★★★★
年を取るとどんな風になっていくのか、自分たちとどんな風に違うのか、楽しい言葉と個性的な絵で描かれています。おじいちゃんって自分となんか違う!その理由がわかるかも。この絵本は、娘がよく読んでいました。
10月号 こまゆばち
11月号 なんのかげ
いろんなものにいろんな光をあてて、どんな影になるか。たくさんの写真が載っています。
12月号 しわしわ かんぶつ おいしいよ
おばあちゃんが乾物についていろいろ教えてくれます。
1月号 ぺんぺんぐさの はるとふゆ
2月号 サッカースタジアム
3月号 きょうりゅうの おおきさって どれくらい? 娘の興味度★★★★★
トリケラトプスが公園にいたらどのくらいの大きさ? 動物園のゾウとセイスモサウルスを比べたら? 街の中、動物園などいろいろな場所に恐竜が現れます。身近なものと比較してその大きさを実感できます。恐竜好きの娘はこの絵本が大好きでした。
2014年はこんな感じ
福音館書店|月刊誌刊行予定
娘が好きそうなのは「12月号 ジャムさんちの ふくぶくろ」と「2月号 びっくり てじなで だましっこ」。工作好きなので、絶対食いつくと思います。教えないでおこうっと。
絵本の定期購読「おはなしチャイルドリクエストシリーズ」
「おはなしチャイルドリクエストシリーズ」は、チャイルドブック社の月間絵本「おはなしチャイルド」から、好評だったものを選んだもの。幼稚園などを通して購入することができます。娘が買っていた2011年度は1冊370円でした。今は1冊380円。安いですね~。ソフトカバーですが、中身はハードカバーと一緒です。この辺は福音館の「こどものともセレクション」と同じです。
「こどものともセレクション」と「おはなしチャイルドリクエストシリ―ズ」の違い
両方定期購読していた私の印象ですが、「こどものともセレクション」はいかにも「正統派の絵本」「優等生の絵本」という感じですが、「おはなしチャイルド」はもう少しくだけた感じで、子どもが好きそうな漫画チックな絵もあったりします。それはそれで楽しいし、子どもも喜びます。こういう出版社による違いを比べるのもおもしろいですね。
2011年度のラインナップ
さて、娘が読んでいた2011年度はこんなラインナップでした。
4月号 「わんぱくだんのかくれんぼ」 おすすめ度★★★★☆
わんぱくだんシリーズ、たくさんでてますよね。
娘も図書館で何冊か借りてました。
仲良し3人組が公園でかくれんぼしていたはずなのに、
いつの間にか森の中!さてどうなる??
5月号 「た、たん」 おすすめ度★★★★★
恥ずかしがり屋のくまさん。
「いっしょにたんぽぽコーヒー飲みませんか?」と
なかなかお友達を誘うことができません…。くまさん、頑張れ!
6月号 「そらをとんだ こぶたの アントン」
そらにあこがれるアントン。おはようどりのガスパは
彼をのせて空の果てまで飛んで行きました。
二人がたどり着いたのは…。
7月号 「あっちゃんの はたけ」 おすすめ度★★★☆☆
野菜嫌いのあっちゃん。
無理やりおばあちゃんに畑に連れていかれました。
嫌々していた畑の手伝いでしたが…。
8月号 「ねずみの かいすいよく」 おすすめ度★★★☆☆
「14匹シリーズのねずみ」シリーズの作者、
いわむらかずおさんの絵です。
この本はねずみの7つ子が主人公。
ねずみシリーズ。ねずみを見分けられないのはわたしだけ??
9月号 「すずおばあさんのハーモニカ」
10月号 「へへへのへいき」
11月号 「サバイとピリィ ほしの ともだち」 おすすめ度★★★★☆
わにのサバイとひよこのピリィ。
森に出かけた二人は二二カに出会います。
迷子みたいだけど、言葉が通じない!一緒にお家を探しにいきます。
12月号 「ふしぎなエプロン」
1月号 「もりのおくのちいさなひ」
2月号 「いぬとねこむかしむかしパク・ヨンマン採話「朝鮮伝承童話集」より」
3月号 「ぶたさんちのひなまつり」
チャイルド本社のホームページに2014年度の本が載っていました。
http://www.childbook.co.jp/monthly/schedule/g140605.asp
もう6月だから幼稚園などでの申し込みの期間は過ぎてしまっているかもしれないですね…。来年がある方はぜひ申し込んでみてくださいね。
絵本を通じてお子さんと楽しいひと時が過ごせますよ~。