「王さまと九人のきょうだい」
- 作者: 赤羽末吉,君島久子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1969/11/25
- メディア: 大型本
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君島久子訳
赤羽末吉絵
岩波書店、1969年11月
40ページ
読み聞かせにかかる時間 13〜14分
おもしろ度 ★★★★☆
小4の読み聞かせ用に借りてみました。
15分間の読み聞かせにはちょっと長いかも。でも、子どもの前で読んでみたいと思わせる絵本です。
九人の兄弟の名前が力を合わせて、悪い王さまをやっつける話です。
兄弟の名前が面白いです。「ちからもち」とか「ぶってくれ」とか「きってくれ」とか、最初読んだ時は「??」が頭に広がりました。
このちょっと変わった名前、中国語では一体どうなっているんだろうと思い、調べてみました。
ぶってくれが「打不死」(叩いても死なない)、きってくれは「砌不死」(切っても死なない)、水くぐり「淹不死」(溺れても死なない)、くいしんぼうは「吃不飽」(食べてもお腹がいっぱいにならない)、腹いっぱいは「餓不死」(お腹が空いても死なない)、さむがりやが「焼不死」(焼けても死なない)、暑がりやが「冷不死」(寒くても死なない)。訳者、さすがです。すごいです。