komozaruの絵本

子どもの本棚にある本と小学校で読み聞かせをするために選んだ本を紹介します

「びんぼう神とふくの神」

 

びんぼう神とふくの神 (民話こころのふるさとシリーズ)

びんぼう神とふくの神 (民話こころのふるさとシリーズ)

 

 「びんぼう神とふくの神」

木暮 正夫 ぶん
梶山 俊夫 え
佼成出版社、1992年11月、32p
読み聞かせにかかる時間 6〜7分

ある夫婦がいます。とても働き者です。けれどどんなに働いても暮らしは楽になりません。屋根裏から泣き声が聞こえます。夫婦が声をかけると、でてきたのはなんと貧乏神でした。

この夫婦。とってもいい人なんです。働いても働いても生活が楽にならないのは貧乏神のせいなのに、貧乏神がお腹すいているとご飯を食べさせてやり、貧乏神が福の神と取っ組み合いをしたら、貧乏神を応援したり。まぁ、だからこそ、最後は「めでたし、めでたし」なんでしょうね。

4年生の読み聞かせ用に選びました。長すぎない話で、起承転結がはっきりしていて、なおかつ話が面白い絵本となると、やっぱり昔話に行き着いちゃいます。「昔話頼み」ですね。