「によっ!」
「によっ!」
ザ・キャビンカンパニー 作
小学館、2016年12月、24p
読み聞かせにかかる時間 約4分
海の中からいろんな形のものが出てきます。
普通に想像していては、大きく裏切られます。うふふ。
2年生に読み聞かせをしました。
「なんだろうねー」と子こどもたちに語り掛けながら読みました。
最初は、当たり前の答えだったのに、読み進めるにつれて、いろんな思いもつかないような答えが出てきました。
子供ってすごいね~。
ちなみに、最後の問題(?!)は物語の中では答えがわからなくて、読み終わったときに子供たちが残念がっていましたが、表紙と裏表紙の裏側部分にちゃんと答えが書いてあるのを発見し、一件落着しました。
「びんぼう神とふくの神」
「びんぼう神とふくの神」
木暮 正夫 ぶん
梶山 俊夫 え
佼成出版社、1992年11月、32p
読み聞かせにかかる時間 6〜7分
ある夫婦がいます。とても働き者です。けれどどんなに働いても暮らしは楽になりません。屋根裏から泣き声が聞こえます。夫婦が声をかけると、でてきたのはなんと貧乏神でした。
この夫婦。とってもいい人なんです。働いても働いても生活が楽にならないのは貧乏神のせいなのに、貧乏神がお腹すいているとご飯を食べさせてやり、貧乏神が福の神と取っ組み合いをしたら、貧乏神を応援したり。まぁ、だからこそ、最後は「めでたし、めでたし」なんでしょうね。
4年生の読み聞かせ用に選びました。長すぎない話で、起承転結がはっきりしていて、なおかつ話が面白い絵本となると、やっぱり昔話に行き着いちゃいます。「昔話頼み」ですね。
「おこる」
「おこる」
中川ひろたか 作
長谷川義史 絵
金の星社 2008年9月、32p
読み聞かせにかかる時間 2〜3分
ぼくは毎日おこられてばかりいます。寝坊して怒られて、ピーマン残して怒られて、宿題忘れて怒られて、野球に遅刻して怒られて…。でもぼくが怒ることもあります。おもちゃを片付けない妹に怒こります。大事なおもちゃを勝手に捨てたお母さんに怒ります。約束やぶったお父さんに怒ります。友達にも怒ります…。怒るってどんなきもちなんでしょうか?
私も毎日娘に怒っています。ごはんを残す、宿題をしない、ピアノの練習をしない、本ばっかり読んで寝るのが遅い。娘は毎日怒られています。「怒る」という行為は、する方もされる方も気持ちのよいことじゃありません。でも毎日怒ったり、怒られたりを繰り返しています。
ほんと、なんでひとはおこるんでしょうね。
「あっ、ひっかかった」
「あっ、ひっかかった」
オリヴァー・ジェファーズ 作・絵
青山 南 訳
徳間書店 2014年3月、31p
読み聞かせにかかる時間 4〜5分
主人公のフロイドは木にひっかかったたこを落とすために、靴を片方投げました。でもその靴はひっかかってしまいます。その靴を落とすために、もう片方の靴も投げたけど…。フロイドは次から次へと、そこら中のものを木に向かって放り投げます。まさか、それは無理じゃない?!というものも、ひょいっと放り投げます。さて、たこを取りどすことができるのでしょうか?
こういう本の分野を「ナンセンス絵本」って言うのでしょうか。本の帯にそう書いてありました。確かに本当にナンセンス、ありえないことが起こります。こういうナンセンス絵本は幼児や低学年なら喜んで読むような気がしますが、小学4年生の娘も笑いながら読んでました。4年生でもまだ好きみたいです。
4年生の読み聞かせ用に選びました。楽しんでくれるかなぁ。
「どうぶつ川柳 ぼくだーれ」
「どうぶつ川柳 ぼくだーれ」
さく サトシン
え ドーリー
そうえん社 2014年10月、32p
読み聞かせにかかる時間 3〜4分
いろいろな動物たちが自分の気持ちを川柳で読んだあと、「ぼく、だーれ」と問いかけます。
簡単にわかるものあるし、ちょっとひねったのもあります。まぁ、ほとんどは簡単ですが。
四年生の読み聞かせに選びました。
四年生くらいになると、絵本選びにちょっと悩みます。子供っぽすぎるのは飽きちゃうだろうし、長いお話だと15分間では1冊しか読めないし、お説教臭いのも嫌われそうだし…。
この本なら、なんの動物が読んだ川柳かすぐわかっちゃうけど、子どもたちに問いかけながら読み読み進められるので、楽しめるかなぁということで選びました。
さて、どうなることやら。
「めっきらめっきら どおん どん」
「めっきらもっき どおん どん」
長谷川摂子 作
ふりや なな 画
福音館書店、1990年3月、P25
読み聞かせにかかる時間 6~7分
小学3年生用の読み聞かせに選びました。
小学3年生でも面白いと思ってくれるかなぁ…。ちょっと心配です。
表紙の絵を見ると、おどろおどろしい感じの本なのかと思いましたが、そんなことはありませんでした。
私も(もうすっかりいい大人ですが)、ばけもの3人組と遊びたくなりました。
言葉のリズムもいいし、話もおもしろいので、読み聞かせにいいかなぁと思います。
(読みました!小三 2016.7.13)
本を取り出すと「読んだことある!」の声が続出。選択ミス?!と思ったのですが、読んでいくうちに、子どもたちがどんどん話に引き込まれていってる雰囲気が伝わってきました。何度読んでもおもしろいと思える絵本なんだと思います。
「ド・レ・ミ わたしの バイオリン」
- 作者: スージー・モーゲンスタン,マリー・ドゥ・サール,高田万由子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/04/21
- メディア: 単行本
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「ド・レ・ミ わたしの バイオリン」
スージー・モーゲンスタン 文
マリー・ドゥ・サール 絵
高田万由子 訳
講談社、2009年4月、p25
読み聞かせにかかる時間 約7分
小学3年生の読み聞かせ用に選びました。
何か習い事をしていると、主人公の女の子のように、最初はやりたくて初めたのに、練習しても全然うまくいかなくて、途中でやめてしまいたくなることは、子どもだけじゃなく大人でもよくあることだと思います。
バイオリンが大好きだという気持ちで、そういう壁を乗り越えていく主人公の女の子の姿に、ちょっとウルッときてしまいました。
子どもたちはどう思ってくれるかなぁ。