「なわとびしましょ」
「なわとびしましょ」
長谷川義史 作
学研、2008年3月
読み聞かせにかかる時間 3~4分
「ぺったん ぺったん ぺったん ぺったん なわとびしましょ おはいんなさい」のリズムに乗って、いろんな人が縄跳びに入ってきます。名前がすらっと読めないような宇宙人も入ってきます。
ぺったん ぺったん 飛んでいると、誰かが縄をふんじゃいました!
誰が縄を踏んだのか、絵を見れば一目瞭然なのですが、文章ではだれなのかはっきりと書かれていません。子どもたちも「えっ?誰??」「あの人だよね??」とちょっと消化不良的な感じでした。
1年生に読み聞かせました。
「あし にょき にょき にょき」
「あし にょき にょき にょき」
深見春夫 作
岩崎書店、2015年8月
読み聞かせにかかる時間 4~5分
ポコおじさんが庭に落ちてきた豆を食べると、おじさんの左足がずんずんのびていって…。
こういう現実にありえない話は、こどもたちに人気がありますね。1年生に読み聞かせたときにも、3冊読んだ中でこれが一番人気でした。
ちなみに、この本は1980年に出版された「あしにょきにょき (えほん・ドリームランド 4)」の続編だそうです。
1年生と4年生に読み聞かせをしました。
「でんせつの きょだい あんまんを はこべ」
でんせつの きょだいあんまんを はこべ (講談社の創作絵本)
- 作者: サトシン,よしながこうたく
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/10/01
- メディア: 単行本
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「でんせつの きょだいあんまんを はこべ」
サトシン 作
よしながこうたく 絵
講談社の創作絵本、2001年11月
読み聞かせにかかる時間 6~7分
たまには自分の好みと違う本もいいかなぁと思い、図書館の司書さんに選んでもらいました。
絵が絵本らしくないタッチで迫力があります。
文章は「プロジェクトX」風で、こちらも絵本らしくありません。
話も「プロジェクトX」風です。
幾多の困難を乗り換え、あんまんを巣穴に運んだアリたち…。
何冊か借りてきた本の中で、4年生の娘はこれが一番おもしろかったそうです。
4年生の読み聞かせで読みました。
定期購読を9年続けて
娘が1歳?2歳?から続けてきた定期購読を先月やめました。
小学4年の娘は読みたい本がたくさんあります。もう誰かに選んでもらう必要がなくなったかなぁ、というのが定期購読をやめた理由です。もちろん娘も同意しました。その代り、毎月2冊好きな本を買ってあげることにしました。
さて、約9年間の定期購読を終えて、いま小学4年生の娘はこんな風になりました。
定期購読を続けるとどんな風になるのかなぁと思っている方に、ちょっとでも参考になればうれしいです。
・自分で本を選べるようになった
図書館に行くと、放っておくと何冊も本を読み続けます。
自分で本を選べるということは、人生の楽しみが一つ増えたことになるんじゃないかなぁ。こんな気分のときはこんな本とか、たまにはこんな本も読んでみようかなぁとか、本が彼女の世界を彼女自身で広げられるきっかけの一つにもなるんじゃないかと思います。
・とにかく本を読むのが大好きになった
本を読みだすと途中でやめられないほど集中して読みます。宿題やピアノの練習、寝ることさえも後回しになってしまほどです。それはそれでイラッとします…。
・よく言葉を知っている
小学生らしからぬ言葉遣いをすることがあり、その容姿とのギャップに笑ってしまいます。まだ習っていない漢字も読むことができるので、図書館から借りてくる私や夫の本も、興味のあるものは片っ端から読んでいます。
・漢字や言葉に対して興味を持つようになった
周りの友達よりも読める漢字が多いみたいで、それが自信につながっているようです。四文字熟語の本を読んだり、漢字検定のアプリで遊んだりしています。それがまた漢字や語彙を増やすことにつながっているんじゃないかと思います。
・文章を読むことに抵抗がない
本を読むことが習慣になっているので、文章を読むことに全然抵抗がありません。テーブルに新聞が置いてあれば社会面や小説欄をサクッと読んでいます。
子どもに本を大好きになってほしい思う親は多いと思います。もちろん私もその一人です。
本を読む面白さを知ることで、本は自分の知らない世界を教えてくれる、本で現実とは違う世界を味わえる。本にそういう楽しみがあるということを知ると、人生にちょっとだけ彩を添えられるんじゃないかなぁと思っています。
定期購読を終えた今、毎月2冊好きな本を買ってあげています。家族で毎月1回大きな本屋さんに行きます(残念ながらいえの近くには小さな本屋しかないのです…。なので、大きな本屋に行くのは家族みんなのささやかなお楽しみです)。本屋では、娘は図書館と間違えてるのかと思えるくらい、ものすごいスピードで何冊も本を読んで、長ーい時間をかけて本を選んでいます。
最近のお気に入りは「チームふたり」シリーズの吉野 万理子さんの本です。
これからもたくさん本を読んで、読書の幅をどんどん広げていってほしいなぁと思います。
「きたきつねのしあわせ」
「きたきつねのしあわせ」
手島圭三郎 作・絵
絵本塾出版、2011年4月、32p
2年生に読み聞かせました。
寒い日が続いているので、「冬」とか「雪」とかそういうものをテーマにしている絵本にしようかなぁと選んでいるときに見つけた1冊です。
「きたきつね」=北海道=寒い、ということで。
まもなく死を迎えるおすのきたきつねの最後の1年の話です。
版画の絵がすばらしい。
北海道出身の私は、その絵を見て故郷の風景を懐かしく思い出しました。
最後につぶやくきたきつねの言葉が胸にじんときます。
自分んもこんな思いで人生を終わりたいなぁと思いました。
さてさて、子どもたちはどんなふうに感じてくれたかな…?